「ZETA・換気お知らせキット」の販売
ZETA通信を利用したCO2センサー・換気お知らせキットの販売を開始いたします。室内の換気状況を手軽に把握できる新型コロナウイルス感染対策にも役立つ商品です。
新型コロナウイルス感染対策のための換気の重要性
厚生労働省では、新型コロナウイルス感染対策として、ビル管理法に定める室内の空気環境基準の確保を徹底することを建物の管理者に求めています。
ビル管理法の空気環境基準に適合していれば、「換気の悪い密閉空間」には当てはまらないと考えられ、新型コロナウイルス感染のクラスター発生要因の一つである「換気の悪い密閉空間」を回避できるためです。
「換気の悪い密閉空間」を防止する基準値として、ビル管理法では「二酸化炭素含有率1000ppm以下」という値を定めています。
二酸化炭素含有率1000ppmを超えている室内は、「換気の悪い密閉空間」「密集場所」という2つのクラスター発生要因が存在していることが疑われます。
「換気の悪い密閉空間を改善するための換気の方法」(厚生労働省)
特定建築物の二酸化炭素含有率
店舗ビルやホテルなどの特定建築物では、ビル管理法によって2カ月に1回空気環境測定を実施して、二酸化炭素含有率1000ppm以下であることをチェックしています。ところが、厚生労働省の空気環境測定の報告データによると平成30年度、27.4％の特定建築物で二酸化炭素含有率の不適合があったとされています。
4分の1以上の特定建築物で、「換気の悪い密閉空間」の状態になっている恐れがあるということです。また、2カ月に1回の測定では、どのように改善すれば良いかがわからず、対策をとれない建物の管理者が多く、二酸化炭素含有率不適合の特定建築物の割合が年々増えてきています。（平成20年度17.7％、平成25年度22.8％）
「ZETA・換気お知らせキット」による感染対策
換気お知らせキットは、室内空気環境の情報をリアルタイムでアプリに表示することができ、設定した基準値を超えるとメールで知らせてくれます。換気お知らせキットのアプリが表示する二酸化炭素濃度(含有率)を見れば、室内の換気状態が一目瞭然です。
ビル管理法の基準1000ppmを超えるアラートメールや1000ppmに近づいている数値を確認したら、窓やドアを開放するなど二酸化炭素濃度を下げる換気措置をとれば、「換気の悪い密閉空間」になることを簡単に防止できます。
二酸化炭素濃度の数値が常に高いなどの状況がある場合には、機械換気設備の点検や風量の設定変更、新たに換気設備を設置、こまめな窓の開放などの対処をすればよいことがわかります。
新型コロナウイルス感染対策のために厚生労働省から出されている「換気の悪い密閉空間を改善するための換気の方法」を実施するにあたっては、建物の管理者がいつどのタイミングで換気の対策をとればよいかの判断が難しいのではないかと予想されます。ZETA換気お知らせキットは、リアルタイムで換気状態を把握して換気対策をいつおこなえばよいかを簡単に知らせてくれる製品です。
